俺の変態的思考がバレた

俺の変態的思考がバレた

部室でパンティを頭にかぶっているのをみられてからというもの、俺のあだ名は「変態仮面」になった。

 

マジメでおとなしいという俺のイメージが、一瞬で、変態に塗り替えられた。

 

男なら、誰でも一度くらいは、パンティをかぶってみたいって、思った事があると思う。

 

俺の変態的思考がバレた

 

女の兄弟がいなくて、しかも、母親を早くに亡くしていた俺にとって、女性のパンティというものは、レア中のレアだった。

 

その貴重なパンティが、なぜか部室に落ちていたのだから、さわってみたり、嗅いでみたり、頭にかぶってしまうのも仕方ない・・・とは誰も思ってくれなかったみたいで、特に、女子からは、変態と軽蔑され続けた。

 

「ちょっとかっこいいと思ってたのに、変態だったなんて最低!」

 

「マジメないい人だと思ってたのに、変態とかありえない!」

 

罵られ続けると、だんだん、麻痺してどうでもよくなってくる。

 

俺って、意外と好印象だったんだな。

 

変態だっていわれるようになるまで、気づかなかったよ。

 

ま、大学内で彼女を作るのはムリかもしれないが、変態という俺の烙印を知られていないところでなら、彼女を作れる可能性もあるかもしれない。

 

俺はとりあえず、ポジティブシンキングしてみた。

 

「あの・・・真司くん・・・ちょっと話があるんだけど・・・。」

 

そんな俺を呼び止めてきたのは、今年のミス・キャンパスと噂される静香で。

 

彼女みたいなモテモテ美人が、変態のこの俺に何の用かと戸惑った。

 

静香は忌まわしき例の部室に俺を連れ込むと、

 

「ごめんなさいっ!」

 

と頭を下げてきた。

 

「部室にパンティ忘れたの、私だったの・・・。そのせいで、真司くんが・・・みんなに変態呼ばわり・・・されるようになって・・・私・・・。」

 

俺の変態的思考がバレた

 

静香は本気で俺に申し訳ないと思っているらしく、涙を浮かべている。

 

「いや、むしろ、俺の方がごめんなさいというか、ありがとうというか・・・。」

 

そうか、あのパンティは静香のだったのか。

 

舐めておけばよかった・・・。

 

静香は頬を赤らめて、恥ずかしそうにした。

 

一瞬、俺の変態的思考がバレたのかと、ちょっと青ざめる。

 

「えと、真司くんが、パンティかぶるなんて、意外だったけど・・・。うちの弟も子供の頃、よくやってたし、きっと子供のときにできなかったことの代償行為なんじゃないかと・・・。」

 

さすが、美人の上、インテリな静香だけあって、いうことが違う。

 

ん?なんで、子供の頃、できなかったって、知ってるんだ?

 

俺の変態的思考がバレた

 

「あの、私が原因みたいなものなのに、すっごく図々しいけど、よかったら、私と付き合って?」

 

「喜んで!」と俺が答えると、静香はほっとしたような笑顔になって、